さよならさるのサランくん

同窓会だった。
久しぶりの友人たちとの再開も終わり会場を出る。
(…好きだった人には会えなかったなー)
オレは何を…
何を期待しているんだか。
エントランスから出てすぐの所に2,3人誰かがいた。
目を向けることなくそのうちの一人は誰だかわかった。
好きだった子じゃん。
でも、何も言うことはない。
気付かない振りをして通り過ぎようとするオレの手が捕まえられる。
「それで、いいの?」
驚く顔に向けられる泣きそうな顔。
「ずっとそうやって生きてくの?」
やだよ。

 
 
わかってたけど何も出来なかった。
闇の正体は知っていたのに照らす術を持たなかった。
彼女は光になってくれるというのか。

 
 
「結婚してください。」
「…はい!」
 
 
 
光キタ━━━━(゚(゚∀(゚∀゚(☆∀☆)゚∀゚)∀゚)゚)━━━━!!