古いカメラ

gep2006-02-26

高校の時に親父からもらったカメラが壊れてた。
それに気付いたオレは直してもらえそうな店を探した。
 
 
一軒目は比較的新しい目のお店。
店長は4,50代。
でもそんなおじさんにとってもオレのカメラは「古い」らしく
扱いが素人目に見てもぎこちない。
そうなのかもな。
こいつ、デジタルでもなけりゃオートフォーカスでもなくて
その上シャッタースピードを調整する機構は付いてるっていう微妙な位置づけ。
だからオレは比較的新しい方だと思ってたんだけど違うようだ。
そのおじさんではわからないらしい。
他のカメラ屋さんを紹介してくれた。
そっちでは古いカメラも取り扱っているという話だ。
お礼を言って店を出た。
 
 
二軒目は見るからに古い。
看板だけが取って付けた様に浮いて見えるほど
建物自体は見るからに昭和生まれ、といった感じだ。
中に入るとおじいさんが座っていた。
オレが状況を説明してカメラを見てもらったら
ゆったりとした動きでカメラをいじってくれた。
素人目にみても玄人っぽかった。
何度目かで、今まで下りたまま戻らなかったシャッターが戻った。
じーさんすげー( ゚Д゚)ヒョエー
お礼を言って店を出た。
 
 
大事にしなきゃいけないなって思った。
寿命は確実に近づいている。