森鴎外に足を踏み入れてみた

gepの通勤時間暇だから文学を読んでみようシリーズ第2弾。

森鴎外スペック
・1862〜1922
舞姫は1890年の作品
漱石のライバル

舞姫 (集英社文庫)

舞姫 (集英社文庫)

舞姫は30ページ前後しかない短編。
てか文語体。そういえば教科書そうだったっけ。無茶したなオレ。
とか思いながらも30ページ前後を2時間程かかって読了。
文語体は読みづらく、情景を思い描くのに骨が折れたけど
スイッチが入るとスラスラ入る。読み手のコンディションが重要なんだと思った。
逆に読めると何故だか優越感がふつふつと湧く。
オレ、文語体読んでるんだぜ?疲れて帰る電車の中で、だぜ?みたいな。
内容は男がひどい。自分にも思い当たる節がなくはなく、罪悪感が蘇った。
いや彼ほどひどくはないけど。時代を経て人間の弱さに共感した。やなところで。
一緒に収録されている他の作品は口語体だったおかげで一週間で読めた。
「雁」の設定が面白かった。もやもやさせる読後感。
■気になった言葉
・破竹のごとく
・手足のかぼそくたおやかなる

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