交代絶望

起きた。
時刻は午後7時45分。
やれやれ…また一日が台無しだ。
テレビでもまったり見るか〜
つけたテレビをしばらく見ていると
突然オレは立ち上がった。
番組のどこかである単語を聞き思い出したのだ。
今日選挙じゃん!!!
時刻は午後7時50分。
うわーこれだいじょぶか!?
何時までだっけ!?
送られてきた葉書を汚いテーブルの上から探し出し、時間を確認する。


「午前7時から午後8時まで」


おうっ!?
あと10分すか!?
でも確かオレが指定されている投票所はクソ近い。
よどみなく行ければ間に合う。
急げ!
まず葉書から入場券を切り取り
ズボンを穿きポケットに入れる。
自転車でアパートを飛び出し、
めったに押さないボタンを押し歩行者専用横断歩道を渡る。
急げ!
投票所の小学校に着くと自転車に鍵もかけずに走り出す。
ここかな…?
受付「お疲れさまです〜」
オレ「っす〜…」
間に合った( ;∀;) アブネー



いや、別に選挙にそんなに関心あるわけでもないし
候補者のこととか下調べさえしてなかったけど…
なんか寝坊でせっかくの権利を台無しにするのは嫌だった。
だから嬉しかった。
ちゃんと選挙に参加できて、自分が少し誇らしく思えた
よかった。
家に帰ってきて寝転んだ。
あっ、チャック開いて…。・゜・(ノД`)