全部いいように転がれ

故郷の友人たちと遊んだ帰り道。
夜明け手前の空に流れ星を見た。
毎度ながら三回どころか何にも言えなかったけど。
「早くおめーも女つっちこいよー」
友人の一言が嬉しかった。
遠く離れたオレを、まして未来の彼女まで遊びの頭数に入れてくれて。
彼らと別れて一人の帰り道。
どうか無事に、友達の彼女の手術が成功しますように。
星が消えた空を見ながらそう願った。