電気ブラン

掲題の名を持つ酒がある。
最近小説で知った酒の名だ。
飲めばその高濃度のエチルアルコールにより身体に電気が走るとか
生まれた時代が明治で「電気」と言う言葉に最新のという意味合いがあったからとか
なんかそういうロマンを感じる名前のお酒。
当時の流行が現在の化石なんて素敵じゃないか。
飲んでみたいなぁ。
と思っていたら親父が持ってるらしい。
「飲ませろ」
言ったオレに親父は言った。
「いや、いいよ出すよ。オレは飲まないけどな。」
親父…
まずいんだな…
でも飲ませろ…