どうせ悩みは思春期クラス

オレ、なんのために生きてるんだろう。
 
 
漠然と思った。
別に会社に疲れたとかじゃない。
今まででも、何度か立ち止まった時に胸に投げかけた。
それも答えなんかを追求する気なんざさらさらなくて
すぐに投げ出し、思考から消える。
そんなたわいもない疑問。
 
 
でもオレはこれでいいのか。
 
 
オレの場合、
人生は充実感を獲得するための、怠惰な自分との戦いの日々なんだ
と思ってる。
でもその充実感を導き出すための方程式が解けない。
怠惰と戦う方法だってバリエーションがあるわけじゃない。
その場その場でそれを満足する式はあるんだけど
充実感だっていつか慣れてしまったら「フツー」になる。
また一からやり直しだ。
 
これでいいのか。
 
今までずっと
心と体を串刺しにするような、オレを根源から支えるような
突き動かすモチベーションがない。
何に対してもそれなりに感じ、それなりに対処する。
時代、社会、育った環境、経験
それらに起因してるのだろう恐らくこれは。
でもそんなもんもはやどうしようもなく、考えても無駄なことだ。
 
ならオレは何をすればいいのか。
 
死ねばいいのか?
それはそれで一つの解答かもしれない。
今死ねばオレに関わってくれた人達の心に残るだろう。
当たり前に何も考えずに生きてるより
考えて考えて、最高に非日常的な「死」を選ぶ。
まだそっちの方が答えに近づくための建設的な行動かもしれない。
でもそれじゃダメなんだ。
ダメな気がする。
親とか周りとかを抜きに考えても「逃げる」感じがしないでもない。
 
「疑問を持つことは大切」
何度か言われた。
それが難しいというのにわかってない奴が多すぎるよ。
所詮高次元に住む人には低次元の人の気持ちなんて推し量れない。
 
 
「恋愛の一つでもすりゃ」
それはそうかもしれない。
でも違うんだ。
芯を恋愛にしたいわけじゃない。
芯があるオレで恋愛をしたいんだ。
 
結局わからない。
 
23歳。まだわからない。