侍魂について。

今を遡ること3年と半年、2001年秋。
オレはまだ高校生だった。
その頃オレはパソコンなんかにはなんら興味はなく、
パソコンは商業高校や工業高校の情報系学科に行った友達とかがいじるものであって、普通科に行ったオレにはなんら関係ない機械だって思ってた。
そんな、ITに無関心だった頃。
インターネットも、「単語ぐらいは聞いたことがある」程度だった頃。
家にあったパソコンといえば親のiMac。(デザインにひかれやがって…
オレもそれをいじったりしたけど、使い方、楽しみ方がよくわからない。
友達とかのパソコン談議は基本的にOSはWindowsであるという前提のもとで進められていたし、そもそも基本的な単語もわからなかったからやっぱりわからない。

そんな時に、工業科へ行った友達の家に遊びに行った。
雪が降る前だからたぶん10月か11月。
そこで友達が「おもしろいページがあるんだよ」といって「インターネット」の、ある「ページ」をオレに見せた。
衝撃だった。
つか、笑った。
中国製という人型ロボットのしょぼい外観に腹を抱えて笑った。
そのページというのが先行者ブームの火付け役、侍魂だった。
なんでもそのページは一人の侍が個人的に作ったものらしい。
こんな楽しみ方があるのか。
オレの中でパソコンの可能性が一気に拡がった気がした。
興奮冷めやらぬオレは家に帰って飯を食ってから速攻iMacを起動しIEでYahooを開き、侍魂を検索した。
見つけた…。
友達に見せてもらったやつ(先行者ネタ)以外も見てみたい。
そう思い、マウスを走らせる。
そこで管理人・健さんの日記「想」に出会った。
彼の書く文章は書き方が工夫されてるためか読みやすく、日記の内容もあるあるーってものから現実離れしてるものまで、全てにオレは引き付けられた。
日記もすごく、おもしろかったのだ。
オレもこんな日記を書いてみたい…


そしてその一年ちょっとあと、携帯用のHP、「げ○ぷしても独り」を始めてみたわけです。
健さんに憧れて。 (比べないで…
今でもやっぱり日記を書くときは彼の日記を意識している (ハァ?
いつでもああいう日記を書きたいって思う (ムゥリ一生ムゥリ
彼の蒔いた種は、今でもオレの中で(つかたぶん多くの人たちの中で)育っています。
今日、久々に侍魂を見たのでふと。





※当時クソワロタ
侍魂・ヒットマン事件簿